2019年4月9日火曜日

シロアリの羽アリ発生の時期

沖縄では、もうすぐイエシロアリの羽アリの群飛のシーズンに入ります。

4月に入りポカポカ陽気で気持ちが良いですね。しかしそれにともない、気をつけなければならないのが、イエシロアリの羽アリの飛来です。

ここ数年、イエシロアリの有翅虫(羽アリ)の群飛(一斉に巣から飛び出す)は、ちょうどゴールデンウィークと重なっている気がします。

今年のGWは、十連休ですが、私達シロアリ防除業、害虫駆除業者は羽アリ群飛が始まるため、おそらく大忙しとなるでしょう。

先日も、シロアリ駆除の調査に赴き、シロアリのコロニー(巣)を発見しましたが、羽アリが確実に群飛の待機をしている様子が見て取れました。

シロアリの羽アリ(有翅虫)の群飛のタイミングは…?

羽アリが飛び立つタイミングは、雨が上がった後のような湿気の多い夜、風が穏やかになった瞬間に、信じられない数の有翅虫が一気に外に舞い上がります。その光景はあまりに異様で、殆んどの方が驚いてしまいます。(これが家の中で飛び出すと、住人の方は、殆んどがパニックに陥ってしまいます。それほど群飛の勢いは凄まじいのです)

そして飛び立った羽アリは、すぐに蛍光灯などの明かりをめがけて飛んでいきます。そしてしばらく空中を飛んだあとは、地面に落ち、羽を落し雄雌がツガイとなり、巣を作るのに絶好の場所を探します。この羽アリのツガイこそが、将来の女王アリと王アリなのです。

もし家の中で羽アリの群飛が始まったら…?

過去のブログにも掲載しましたが、もし家の中で飛び立った時は、家の電気をすべて消し、窓を全開にし、屋外の蛍光灯を点灯しましょう。もし屋外に電灯などがなければ、なるべく家の中にある蛍光灯を外に起き、点灯して外におびき出してみてください。
詳しくはここをクリックして御覧ください。

今年の夏は暖かだったせいもあり、イエシロアリ有翅虫の群飛も少々早まる可能性もあるかな……。

2019年3月5日火曜日

2月にヤスデ駆除?

2月~3月に「ヤンバルトサカヤスデ」の駆除依頼が来るとは…。


異常気象なのでしょうか。今年の冬、沖縄は暖かだったせいか、様々な虫が一気に繁殖しているようですね。

ことに、今年は早くも「ヤンバル・トサカ・ヤスデ」(沖縄では昔から『やんばる虫』と呼称されています…)が、あちこちで大発生し始めてきています。

【画像があまりに「グロテスク」なので、ご覧になりたい方のみ、任意でここをクリックして、グーグル画像を御覧ください】

この虫は、台湾原産の外来害虫で、おもに堆肥(落ち葉等の腐葉土)等の移動とともに、卵や幼虫が運ばれることにより沖縄に入ってきたのでは無いかと言われております。

大きさは2cm~3cmくらいです。
人を噛んだり刺したりする事もありませんし、作物に影響を与えることはまったくありません。

しかし、小さい虫とは言え『グロテスクな姿』をしており、しかも、おびただしい集団で移動し、家屋の外壁をよじ登り、数匹~数十匹、時には数百匹の固まりとなって生息する為に、ひじょうに気味が悪く、沖縄においては「代表的な不快害虫」と言えるでしょう。

またこのヤスデは、刺激を与えると丸まり、刺激臭をともなう分泌液を出しますが、この匂いがとにかく生臭く、何とも言えぬ不快感を与えるのです。

なお、ヤスデの駆除剤はドラッグストアーやホームセンター等で、『ピレスロイド系やカーバメイト系薬剤』が「粉剤」や「粒剤」として販売されています。

しかし、「このヤスデの凄まじいまでの繁殖力に、市販薬剤では、まったく間に合わない」という理由から、この2~3年、私どもプロの害虫駆除業者に駆除の依頼をなされる施主さんも多くなってきました。

ヤスデ駆除のシーズンは4月~8月頃、しかし今年は…異常?


じつは、毎年4月~8月の間に、ヤスデの駆除依頼が殺到いたしますが、今年は、この2月中旬から今日まで、もうすでに5件のヤスデ駆除作業を行ってまいりました。これは例年には、見られない傾向です。

この「ヤンバルトサカヤスデ」…。今年はもしかして、大繁殖する可能性があるかもしれませんね。

2019年3月2日土曜日

ノミ駆除の季節

猫ノミの発生時期がそろそろやってきます。

ノミ

3月~5月にかけて、様々な害虫の中でもノミ駆除の依頼がひじょうに増えてきます。
理由は定かではありませんが、どうやら猫の発情期、お産の時期と一致しているように感じます。

いわゆる、メス猫に集(たか)っているノミが、お産すると血液の成分の何かが変わるのでしょうか、ノミがお産したメス猫を離れる現象が起き、落ちたノミが人間を咬み、血を吸うのです。

ノミ駆除は、私達害虫防除士でも難度が高く、最近では、駆除依頼をお断りする業者さんも増えてきました。

私ども会社「有限会社バスターズ」では、ノミ駆除も確立しております。
もしノミでお困りの方は、一度ご相談ください。ノミ駆除後の保証も確立しておりますので、万一再発生の場合は、無償でノミが止まるまで施工させて頂きます。

2019年2月22日金曜日

市販殺虫剤(エアゾール)について

薬局やスーパーやコンビニエンス・ストアに行くと、店頭にさまざまな『害虫駆除の殺虫剤』が並んでいますが、害虫防除に従事している私は、職業病と言って良いほど店頭に並んでいる殺虫薬剤の「成分」と「効果」を読みあさってしまいます。

害虫の「ノックダウン」とは?

テレビコマーシャルでも、最近薬剤への抵抗性を持ったゴキブリに効くと謳った殺虫エアゾールスプレーをしきりに宣伝しておりますが、しかし説明内容をよくよく読んでみると「致死する」では無く、「ノックダウン」という言葉を使っているのが殆んどです。

じつは、私どもペストコントロールオペレータ(害虫防除士)にとって「ノックダウン」という言葉は「致死」では無く、あくまで『仰天状態、すなわちノックダウン状態でしかない』という認識を持っています。

ちなみに、殺虫剤の「ノックダウン」を専門的に解説すると…。

『中央ノックダウン時間(median knock-down time, KT50)とは、生物の半数が仰天(ぎょうてん)するに要する時間。薬剤の即効性の指標。致死ではないので蘇生する場合もある。』と…。

市販殺虫剤普及によって、害虫は殺虫剤に抵抗性を持つようになった。

また現在市販されている、エアゾール式の殺虫剤の殆どの主成分が「ピレスロイド系殺虫剤(合成ピレスロイド系の殺虫剤も含む)」といって過言では無いでしょう。

この『ピレスロイド系殺虫剤』とは、天然の除虫菊から抽出した「ピレトリン」の成分とほど近い殺虫成分の化学記号を持っていますが、この『ピレスロイド系殺虫剤』は、過去30年ほど前より、日本のみならず世界各国で、お手軽で安全なことから、ご家庭でも頻繁に使用されて来ました。

それは素人さんによるエアゾール式殺虫剤での駆除でしかありませんので、やはりノックダウン状態、死にぞこないの害虫も出てくることは否めません。


この死にぞこないの害虫が元気を取り戻し、交尾を繰り返して行くとどうなるのか…?

なんと、害虫の二世代、三世代、四世代………と小進化を繰り返し、とうとう殺虫剤に対して抵抗性を持ったスーパー害虫が生まれてしまうのです。

事実、沖縄でも、市販殺虫剤では全く致死しないゴキブリ、すなわち『スーパー・ゴキブリ』や『スーパー・トコジラミ』が増え続けています。

最近の殺虫剤のテレビコマーシャルを見ても「この薬剤を使うと完全に致死にいたる」という文句では無く「瞬間にノックダウン」などの言葉を使っているようですが、殺虫剤を噴射した瞬間に、ゴキブリが苦しみだして引っくり返っても、死にぞこないのゴキブリが元気を取り戻し、繁殖を繰り返し続けるのです。

このように、効く新薬が登場しても、害虫たちもDNAレベルで小進化を繰り返しながら、いずれは、この新薬に対する抵抗性を持つことは言うまでもありません。

まるでイタチゴッコですよね…。

しかし私達ペストコントロール・オペレーターは、プロの害虫防除施工士として、このように殺虫剤抵抗性害虫をどのようにして駆除していくのか、日々研究を重ねながら奮闘しているのです。まさしく闘いそのものですね…。
今日は難しい話で失礼しましたm(_ _)m

2019年2月15日金曜日

トコジラミ駆除

今日は、弊社の代表が書いた内容を掲載します。

ネッタイ・トコジラミの写真
施主様が撮影した「スーパー・トコジラミ」の写真
日本でトコジラミが終息し始めたのは1985年頃だったと記憶してます。


私も昭和58年(1983年)から、ペスト・コントロール(害虫駆除業務)に従事し、その時期は、東京の某会社にて駆除のノウハウを叩き込まれておりましたが、その当時は、ホテルや旅館からのトコジラミ(南京虫)駆除依頼も年に3件~5件ほどは、あったかと記憶しております。

しかし当時は、殺虫剤としてとてもシンプルな「有機リン系殺虫剤(スミチオン乳剤)」や「ピレスロイド系殺虫剤(スミスリン等)」でも容易に完全駆除を施すことが出来ておりました。

そして昭和60年(1985年)頃からは、トコジラミ被害の報告も殆ど無くなり平成に入る頃には、完全に日本でのトコジラミ被害は終息したかのように思えました。

7~8年程前、突然沖縄の民家でトコジラミが発生!

しかし、今から7~8年ほど前に、突然不動産管理会社から「見たことのない虫に刺される」との報告があり調査に赴くと、何と約20数年以上も、お目にかかることの出来なかった「トコジラミ」だったのでした。

もちろん30年も前に、トコジラミ駆除の経験があった私は、マニュアルの通り、有機リン系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤で防除施工を行い「これで大丈夫!」と高をくくっていましたが、何と駆除から一週間後の深夜、とつぜん施主から「トコジラミは全く減っておらず、夜な夜な噛まれて眠れない!」とのクレームのお電話を頂いたのです。

その時は、何が何だか理解ができず、もう一度同薬剤で丁寧に防除の再施工をするも、それでもトコジラミは元気よく動き回る始末で、私は「もしや薬剤抵抗性?」との不安が頭をよぎりました。

ついに、殺虫剤抵抗性トコジラミが日本にも入ってきた?

さっそく、トコジラミについて、外国の研究データをインターネットで調べたところ…。
何となんと、“殆どの市販殺虫剤に抵抗性を持つ「ネッタイ・トコジラミ」が、東南アジアや、アメリカ全土でも発生しており、しかも、海外旅行者によって全世界に拡大し始めている〟と言うような記事が、目に飛び込んできたのです。

その当時、当社も、薬剤抵抗性の「スーパーゴキブリ」や「スーパーラット」の駆除法においては確立したものの、薬剤抵抗性を持った「トコジラミ(スーパー・トコジラミ)駆除」の知識は乏しく、まるで未知の害虫に遭遇したような衝撃を受けたこと、今でもはっきりと覚えています。


申し訳なくも、当初はトコジラミ駆除依頼はお断りさせて頂いておりました。しかし…。トコジラミの被害で悩んでいる方々の訴えるようなお言葉を頂き、「防除士として何としてもこの『殺虫剤抵抗性のトコジラミ駆除を確立したい』との思いで研究に研究を重ねた結果、いま現在、私ども『バスターズ』では、抵抗性トコジラミの駆除は、ほぼ確立しております。

しかし、トコジラミも小進化を遂げる昆虫には変わりありません。ですので、いつの日か、「さらなる、最強トコジラミに進化する可能性」があることは否めないのです。

しかし、私どもPCO(ペスト・コントロール・オペレータ)は、プロの害虫防除士です。頑張って研究を重ねて行きたいと思っております。

2019年2月14日木曜日

チャバネ・ゴキブリの写真

チャバネ・ゴキブリの写真

チャバネゴキブリの写真
チャバネ・ゴキブリの写真
 ちょっとグロテスクな写真で、苦手な方もおられるかと思いますが、とりあえず研究データとして、このブログに写真を載せます。m(_ _)m
チャバネゴキブリの写真
チャバネ・ゴキブリの写真

ネズミ駆除

沖縄県で駆除依頼を受けるネズミは、ほぼ四種類です


一般的に家ネズミとか家鼠(かそ)と言われるネズミを列挙しますと…。

ドブネズミ

成虫の体重は150グラム~500グラムと、結構大きいネズミです。
体はずんぐりしており、尾っぽは太く短い。目や耳は小さいです。

泳ぎが得意で、時々、汚水槽から潜水して民家のトイレに出没することもあります。
雑食性ですので、とにかくなんでも食べてしまいます。

クマネズミ

成虫の体重は150グラム~200グラム程度。ドブネズミに比べると小さいです。巣は屋内に作る傾向にありますが、捕食をするため活動は野外にも出ていきます。

特徴としては、耳が大きく尻尾も長めです。警戒心が強く、すばしっこい。高いところにも簡単に登ったり、綱渡りをしたり、まるで忍者のようですね。

最近は、このクマネズミが雑居ビルで拡大しはじめ、雑居ビル全体の駆除作業も多くなってきました。

また、このクマネズミ、東京等ではワルファリンに対する抵抗性を持っており、かなり駆除が困難になっていますが、沖縄でも最近は抵抗性クマネズミ(スーパーラット)が出てきている様子です。

ハツカネズミ

かなり小型で、ことに沖縄ハツカネズミは体重12グラム程度です。
耳が大きく、尻尾が胴体と同じくらい長いのが特徴です。
また好奇心旺盛で、いたずらもしますね。顔を見ると愛らしくて可愛いですよ。

ジャコウネズミ

また沖縄では時々ジャコウネズミの駆除依頼もあります。沖縄の方言で「ビーチャー」と言われているネズミですね。じつはこのネズミは、「モグラ目」に属しますので、なんとなくモグラにも見えてしまいます。
ミミズや昆虫を食べると言われていますが、個人的に研究を進めると、以外と雑食性で、食べられる物は何でも食べてしまうようです。