2019年2月15日金曜日

トコジラミ駆除

今日は、弊社の代表が書いた内容を掲載します。

ネッタイ・トコジラミの写真
沖縄の民家で発生した「トコジラミ」の写真
日本でトコジラミが終息し始めたのは1985年頃だったかと記憶してます。


私も昭和58年(1983年)から、ペスト・コントロール(害虫駆除業務)に従事し、しばらくの間は東京の某会社にて駆除のノウハウを叩き込まれておりましたが、その当時は、ホテルや旅館からのトコジラミ(南京虫)駆除依頼も年に3件~5件ほどは、あったかと記憶しております。

しかし当時は、殺虫剤としてとてもシンプルな「有機リン系殺虫剤(スミチオン乳剤)」や「ピレスロイド系殺虫剤(スミスリン等)」でも容易に完全駆除を施すことが出来ておりました。

そして昭和60年(1985年)頃からは、トコジラミ被害の報告も殆ど無くなり、平成に入る頃には、完全に日本でのトコジラミ被害は終息したかのように思えました。

7~8年程前、突然沖縄の民家でトコジラミが発生!


しかし、今から7年ほど前に、突然不動産管理会社から「見たことのない虫に刺される」との報告があり調査に行くと、何と約30年以上お目にかかることの出来なかった「トコジラミ」に遭遇したのでした。

もちろん30年も前に、トコジラミ駆除の経験があった私は、有機リン系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤で防除施工を行い「これで大丈夫!」と高をくくっていましたが、何と駆除から一週間後の深夜に施主から「トコジラミは全く減っておらず、夜な夜な噛まれて眠れない!」とのクレームのお電話を頂いたのです。

その時は、何が何だか理解ができず、もう一度同薬剤で丁寧に防除の再施工をするも、それでもトコジラミは元気よく動き回る始末で、私は「もしや薬剤抵抗性?」との不安が頭をよぎりました。

ついに、殺虫剤抵抗性トコジラミが日本にも入ってきた


さっそく、トコジラミについて、外国の研究データをインターネットで調べたところ、なんと、殆どの殺虫剤に抵抗性を持つ「ネッタイ・トコジラミ」が、東南アジア、アメリカでも発生しており、旅行者によって全世界に拡大し始めている記事が目に飛び込んできたのです。

当社も、薬剤抵抗性の「スーパーゴキブリ」や「スーパーラット」の駆除法においては、確立したものの、薬剤抵抗性を持った「トコジラミ(スーパートコジラミ)」の知識が乏しく、まるで未知の害虫に遭遇したような衝撃を受けたこと、今でもはっきりと覚えています。

申し訳なくも、当初はトコジラミ駆除依頼はお断りさせて頂いておりました。
しかし、トコジラミの被害で悩んでいる方々の話を聞くと、何としてもこの「殺虫剤抵抗性のトコジラミ駆除を確立したい」との思いから、研究に研究を重ねて、最近やっとこの最強の吸血害虫の駆除も確立しつつあります。

しかし、トコジラミも小進化を遂げる昆虫です。ですので、いつの日か、「さらなる、最強トコジラミに進化する可能性」があることは否めません。

しかし、私達もプロの害虫防除士です。頑張って研究を重ねて行きたいと思っております。

2019年2月14日木曜日

チャバネ・ゴキブリの写真

チャバネ・ゴキブリの写真

チャバネゴキブリの写真
チャバネ・ゴキブリの写真
 ちょっとグロテスクな写真で、苦手な方もおられるかと思いますが、とりあえず研究データとして、このブログに写真を載せます。m(_ _)m
チャバネゴキブリの写真
チャバネ・ゴキブリの写真

沖縄のネズミ駆除

沖縄県で駆除依頼を受けるネズミは、ほぼ四種類です


一般的に家ネズミとか家鼠(かそ)と言われるネズミを列挙しますと…。

ドブネズミ

成虫の体重は150グラム~500グラムと、結構大きいネズミです。
体はずんぐりしており、尾っぽは太く短い。目や耳は小さいです。

泳ぎが得意で、時々、汚水槽から潜水して民家のトイレに出没することもあります。
雑食性ですので、とにかくなんでも食べてしまいます。

クマネズミ

成虫の体重は150グラム~200グラム程度。ドブネズミに比べると小さいです。巣は屋内に作る傾向にありますが、捕食をするため活動は野外にも出ていきます。

特徴としては、耳が大きく尻尾も長めです。警戒心が強く、すばしっこい。高いところにも簡単に登ったり、綱渡りをしたり、まるで忍者のようですね。

最近は、このクマネズミが雑居ビルで拡大しはじめ、雑居ビル全体の駆除作業も多くなってきました。

また、このクマネズミ、東京等ではワルファリンに対する抵抗性を持っており、かなり駆除が困難になっていますが、沖縄でも最近は抵抗性クマネズミ(スーパーラット)が出てきている様子です。

ハツカネズミ

かなり小型で、ことに沖縄ハツカネズミは体重12グラム程度です。
耳が大きく、尻尾が胴体と同じくらい長いのが特徴です。
また好奇心旺盛で、いたずらもしますね。顔を見ると愛らしくて可愛いですよ。

ジャコウネズミ

また沖縄では時々ジャコウネズミの駆除依頼もあります。沖縄の方言で「ビーチャー」と言われているネズミですね。じつはこのネズミは、「モグラ目」に属しますので、なんとなくモグラにも見えてしまいます。
ミミズや昆虫を食べると言われていますが、個人的に研究を進めると、以外と雑食性で、食べられる物は何でも食べてしまうようです。

2019年2月6日水曜日

ヤマトシロアリの群飛

ヤマトシロアリ有翅虫(羽アリ)の群飛が始まりました。

昨晩が大雨で、今日は穏やかな午後。沖縄のあちこちでヤマトシロアリの有翅虫が飛び始めました。
以下の写真は、スマホで撮影したので少々ピンボケ気味です。m(_ _)m
ヤマトシロアリの有翅虫
ヤマトシロアリの有翅虫(羽を落とす前の寫真)
沖縄のヤマトシロアリの羽アリは、イエシロアリとは違い、1月末~2月、穏やかでポカポカとした午後に飛び出します。(ちなみにイエシロアリの場合は、5月の梅雨時期の夜、明かりをめがけて飛び出します。)

そして羽を落とした羽アリは、オスとメスのつがいが、2匹で縦に連なるように歩き回り、巣を作るに恰好の場所を探します。
ヤマトシロアリの有翅虫
ヤマトシロアリの有翅虫のつがい
この2匹が、女王アリ、王アリになります。

2019年2月5日火曜日

トコジラミに関する興味深い話

トコジラミは温帯地域から寒帯地域に分布し、またネッタイトコジラミは熱帯地域から亜熱帯地域に分布します。

沖縄におけるトコジラミの話

沖縄のトコジラミ被害について、古い書物を探していたところ、1983年に出版された、「沖縄の衛生害虫」(著書・岸本高男氏、比嘉ヨシコ氏)に、とても興味深い記述がありました。

本書物によれば、1960年~1983年の23年間で、沖縄県内におけるトコジラミ被害による苦情は下記のとおりだったと記述されています。

・昭和35年(1960年)に49件(一年間で49件)
・昭和36年(1961年)~昭和58年(1983年)で4件(22年間で4件)

しかし昭和36年(1961年)以降の県内のトコジラミ被害報告の4例は、本土からの持ち込みが原因だったそうです。

ということは、沖縄県内において、昭和35年には少々発生していたトコジラミが、昭和36年(1961年)から突然、終息したように見受けられますが、この時期に一体何が起こったのでしょうか?

もしやトコジラミ駆除技術が急激に進歩したのでしょうか?
これについても「謎」ですので、“今後も、文献をいろいろと調べてみたい…”との思いがわいてきます。

それはさておき…。
上記のように、昭和36年(1961年)に終息したであろう、この「トコジラミ被害」が、なんと、7年ほど前から「最強な薬剤抵抗性の吸血トコジラミ」となって、沖縄で一気に拡大し始めております…。
その原因についても、今後当ブログに投稿していきたいと思っています。

トコジラミがはじめて日本に拡大したのはいつ頃かについて…

「目で見る衛生害虫(全国農村教育協会1970年出版)」と言う本にも、下記のような記述があるそうです。

「日本本土では文久年間(1861~1863)にオランダから購入した古い船舶の中に発見されたのが最初で、害虫として問題になったのは明治10 (1877)年、西南の役のとき小倉の兵営で見つかり、同13年に大阪の連隊に、同15年には名古屋と束京の連隊に蔓延したとの報告がある。トコジラミを鎮台虫(ちんだいむし)と呼んだ理由もここにある。これがしだいに都市の密集家屋などに棲みついたという」と…。

『西南の役』とは、あの有名な西郷隆盛が起こした士族反乱の時代…。その時代からトコジラミ(南京虫)が日本に蔓延し始めたとは、私もはじめて知りました。

このように、トコジラミのことを調べるほどに、興味深い話にたどり着いたりして、結構面白いですね。
では、今日はこの辺で………。

2019年2月4日月曜日

クロアリ駆除依頼


ケアリの駆除依頼も増えてきております。

沖縄のクロアリ
コンセント部分から侵入するケアリ
「トビイロケアリが屋内に入ってきて困っている」ということで、アリ駆除に行ってまいりました。

屋外にも、びっしりとアリがおりましたが、壁の隙間から侵入してきたアリが、コンセントやエアコン等、いたるところから侵入しておりました。
トビイロケアリ 沖縄
外にもケアリがびっしりおりました。

アリ駆除は非常に難しい作業になりますが、とりあえず、防除施工は無事終了しました。
あとは、一週間ほどかけて、アリがベイト剤をしっかり食べてくれれば、駆除は完了です。

2019年1月31日木曜日

トコジラミ被害が拡大中!

沖縄県でも最近ネッタイ・トコジラミ駆除依頼が増えてきおります。


薬剤抵抗性のネッタイ・トコジラミ

旅行者の移動でネッタイ・トコジラミが拡大しているようです。

とくに、沖縄は連日外国人の旅行客が訪れるからでしょうか。殺虫剤の抵抗性を持った「スーパートコジラミ」、とくに、東南アジア産の「ネッタイ・トコジラミ」も沖縄に入ってきているようです。

じつは、「薬剤抵抗性のトコジラミ」の駆除は、私どもプロのペストコントロールオペレーター(害虫害鼠駆除業者)でも、かなり難度が高い為、殆どの害虫駆除業者は、「トコジラミ駆除」をお断りするケースが多くなってきました。

またホテルの一部屋一部屋を数日~数週間かけて加熱処理し、トコジラミの成虫や幼虫のみならず、卵も根こそぎ駆除する方法も確立されておりますが、駆除費用が高価なことから、ホテルオーナーさんも、半ば諦めざるを得ず、そのままにしているケースもあるとのことです。

また本土では、このトコジラミの大発生によりドミトリー式ゲストハウスが廃業したケースもあるとのことでした。

ところで、私ども(有)バスターズにおきましては、過去のトコジラミ駆除においては、幸いにもすべて成功させて頂いおります。

このブログを読まれた読者さんからは、「『幸いにもすべて成功させて頂いおります』というフレーズは、プロの害虫駆除業者としておかしいだろ…完全にトコジラミを駆除するのがプロだろ」なんて叱られてしまいそうですが、しかしトコジラミは、それだけ「最強」、「最も駆除が困難」な吸血害虫で、駆除技術の難度がかなり高いという事実があるのです。

正直のところ、弊社もこのスーパートコジラミの駆除に関しましては、未だ完全とは言えず、日々研究を重ねている段階ではありますが、調査依頼があれば一度現場の状況を確認させて頂き、誠意を以て対処させて頂きたいと思っております。